【箱根駅伝2020振り返り】〜駒澤大学〜

こんばんは。箱根駅伝に出場したチームの結果を振り返るシリーズとして、今回は駒澤大学箱根駅伝について振り返っていきます。

 

出雲駅伝で2位、全日本大学駅伝で3位と、“平成の常勝軍団”としての輝きを取り戻しつつある駒澤大学箱根駅伝では11年間遠ざかっていた優勝を目指して戦いました。

 

結果

総合:8位 10:57:44

往路:8位 5:27:41

復路:8位 5:30:03

 9位  1区 中村大聖 4年 1:02:07 区間9位

13位 2区 山下一貴 4年 1:08:18 区間13位

 6位  3区   田澤廉   1年 1:01:25 区間3位 区間

 6位  4区 小島海斗 3年 1:02:01 区間5位

 8位  5区 伊東颯汰 3年 1:13:50 区間13位

 6位  6区 中村大成 4年 58:46 区間6位

 6位  7区   小林歩   3年 1:03:27 区間5位

 8位  8区   加藤淳   3年 1:06:52 区間11位

 9位  9区 神戸駿介 3年 1:10:37 区間13位

 8位 10区 石川拓慎 2年 1:10:21 区間7位

 

1区の中村大聖がトップと54秒差の9位と出遅れると、2区の山下は前がほぼ見えない中での走りを強いられ、さらに後ろから来た相澤(東洋大)と伊藤達彦(東京国際大)のダブルデートの襲撃に遭い、その他2人にも抜かれ、13位にまで順位を落とします。

しかし3区、流れを変えたのはスーパールーキーの田澤でした。日本人トップはならずも、区間3位の走りで抜ける範囲にいた大学は全てぶち抜き、順位を6位まで押し上げます。

4区でも小島が完全な単独走の中区間5位と粘りますが、5区伊東が区間13位と順位を2つ落としトップと6分24秒差の8位で往路を終えました。 

仕切り直しを図った復路、6区で中村大成が順位を再び6位に戻すと7区小林も区間5位と踏ん張りますが、8区加藤が順位を再び8位に下げ、9区次期キャプテンの神戸も区間13位と踏ん張り切れず、9位に転落します。10区では大学駅伝初出場の石川が早稲田大とのラスト勝負に負けるも、区間7位の好走を見せ、8位でゴールしました。

私的MVP

♢田澤廉 1年 3区3位 区間

1、2区でつまずき13位でのスタートとなった田澤、本人はスタミナに若干の不安を掲げていました。しかし終わって見れば7人抜き、区間新記録の快走でチームの流れを変えるエースの働きを見せました。

感想

やはり1、2区の序盤で大きく出遅れてしまったことが最後まで結果に響いた形になりました。

2、3位に入った出雲、全日本では2区終了時点で共に2位につけ上位を確保しましたが、今回はハイペースな展開だったとはいえ1区終了時点で54秒差の9位、序盤の流れが非常に重要であることを感じたレースでありました。

来季に向けて

チームを高度な安定感で支えてきた中村大聖ら4年生が卒業します。小林、伊東、小島、加藤、神戸ら三大駅伝経験者の多い学年が最終学年となります。また新入生にも力のある選手が揃っており、さらに層は厚くなっていきそうです。決して4年生の穴は小さくないですが、来季こそ平成の常勝軍団としての輝きを完全に取り戻したいです。

 

今回はここまでにします。次回も箱根駅伝の振り返りを行なっていきますので、どうぞ宜しくお願いします🤲