【箱根駅伝2020振り返り】〜中央学院大学〜

こんばんは。箱根駅伝に出場したチームの結果を振り返るシリーズとして、今回は中央学院大学箱根駅伝について振り返っていきます。

 

これまで5年連続でシード権を確保してきた中央学院大学、大学史上初の6年連続のシード権獲得に向けて戦いました。

 

結果

総合:11位 11:01:10

往路:12位 5:29:17

復路:11位 5:31:53

 5位  1区 栗原啓吾 2年 1:01:26 区間5位

10位 2区 川村悠登 4年 1:08:21 区間14位

12位 3区 戸口豪琉 3年 1:03:55 区間15位

11位 4区 城田航 4年 1:02:49 区間10位

12位 5区 畝歩夢 3年 1:12:46 区間8位

 9位  6区 武川流以名 1年 58:25 区間5位

10位 7区 吉田光汰 2年 1:04:55 区間14位

10位 8区 藤井雄大 4年 1:07:09 区間15位

10位 9区 有馬圭哉 4年 1:08:56 区間2位

11位 10区 石綿宏人 3年 1:12:28 区間18位

1区の栗原が13秒差の区間5位と最高のスタートを切ると2区川村が先頭集団に15kmまで食らいつき続ける力走、終盤でペースダウンし10位に順位を落としますが区間14位と堅実にまとめ上げます。

その後3区戸口が12位に順位を落としますが4区城田が区間10位の走りで順位を上げると5区の畝歩夢も区間8位の力走を見せ、シードラインの10位と9秒差の12位で往路を終えました。

復路6区ではルーキーの武川流以名が区間5位、1年生山下り史上最高タイムで山を駆け下り、順位を9位に上げる快走を見せます。

その後は7区吉田が区間14位、8区藤井が区間15位と伸び切らなかったものの9区キャプテン有馬が区間2位の快走を見せ、11位の創価大とは55秒差、ここで土を付けたかと思いきや、10区の石綿区間18位に沈み、逆に創価大の10区嶋津雄大区間新記録の快走だったこともあり、55秒差を一気に逆転され11位でのフィニッシュとなりました。

私的MVP 

♢武川流以名 1年 6区5位

スタートした位置は10位のシードラインとは9秒差、しかしすぐ前には山下りのスペシャリスト、今西駿介(東洋大)でした。今西が区間新記録ペースで飛ばす中、武川は焦ることなく自分のペースで山を駆け下り、終わってみれば6区1年生史上最高タイムを叩きだす快走で順位もシード圏内の9位に上がっていました。

感想

常にシード権のボーダーライン上で戦いながら最後に力尽きたという感じのレースでした。7区から9区が終わるまで、絶対にシードラインを跨がせないなど、中央学院大学の持ち味であるしぶとさの片鱗ぐらいは今年も見せられたんじゃないかと思います。

また、今回注目したいのは1区を務めた栗原です。

例年であれば1、2区で下位に沈み、3区以降で巻き返す展開が多かった中央学院大学、しかし今回は栗原が高速レースの中区間5位と好スタートを切れたことで2区以降もシード権のボーダーライン上で戦うことができました。

来季に向けて

今回箱根駅伝を走った川村、城田、藤井、有馬、の他に、1年次からチームの中心選手として活躍した横川、藤田、そして3年次に箱根8区5位と好走を見せた大濱ら実力者が揃った4年生が卒業します。メンバーには山2区間を含め経験者が7人残ります。次回は予選会からの出直しとなりますが、今回出走できなかった高橋翔也やルーキー小島慎也など昨年以上に実力者が揃っている中央学院大学、また勝負の年になっていきそうです。

 

今回はここまでにします。次回も箱根駅伝の振り返りを行なっていきますので、どうぞ宜しくお願いします🤲