【箱根駅伝2020振り返り】〜明治大学〜
こんばんは。箱根駅伝に出場したチームの結果を振り返るシリーズとして、今回は明治大学の箱根駅伝について振り返っていきます。
エース阿部を欠いた全日本では15位、その巻き返しと5年ぶりのシード権獲得を目指して戦いました。
○結果
■総合:6位 10:54:46
■往路:5位 5:27:11
■復路:4位 5:27:35
10位 1区 小袖英人 3年 1:02:09 区間10位
7位 3区 手嶋杏丞 2年 1:02:37 区間7位
9位 4区 金橋佳佑 3年 1:02:59 区間13位
5位 5区 鈴木聖人 2年 1:11:49 区間5位
5位 6区 前田舜平 3年 58:48 区間7位
4位 8区 櫛田佳希 1年 1:06:17 区間8位
6位 10区 河村一輝 4年 1:10:43 区間10位
1区の小袖が56秒差の10位と少し先頭から離されるも2区では1年生の加藤が大学初駅伝ながら区間10位の好走で順位を2つ落とすだけに留めます。
2区終了時点でトップと1分27秒差の10位につけた明治大学、エース級を残しておいた3区以降で反撃を見せます。まず3区では箱根予選会で快走を見せた手嶋が区間7位で5人抜き、4区金橋も粘りの走りを見せ、5区鈴木聖人が区間5位の快走で順位を4つ上げ5位で往路を終えました。
予想以上の結果で終えた往路、その勢いをそのままに、7区でエースの阿部が区間新記録の快走で4位に浮上し、8区櫛田、9区村上と4位をキープ、10区河村で順位を2つ落としましたが総合6位、5年ぶりにシード権を獲得しました。
○私的MVP
♢加藤大誠 1年 2区10位
大学初駅伝で任されたのはエース区間2区でした。しかも1年生での起用。これはどんなに力があっても最大限の力を発揮するのはかなり難しいことです。しかしながら加藤は強気な走りを見せ、順位を2つ落とすだけに留めます。結果は区間10位、この2区を上手く凌げられたことが手嶋のごぼう抜き、シード権獲得につながりました。
○感想
シード権を目指す戦いの上では大きなミスがなかったことがひとつの大きな要因でした。また、出場が危ぶまれたエース阿部も7区で復活を印象付ける区間新記録の快走、エースを活かす走りができたことが勝因のひとつです。それも、2区加藤、4区金橋らの要所での粘りがあってこその結果でした。
○来季に向けて
明治大を支えたエース阿部が卒業、阿部のような絶対的なエースはいなくなりますが、往路を走ったメンバー5人を含む8人が残ります。すでにチームには1区、2区、5区、6区といった重要区間の人材が揃っており、来季は勝負の年になるでしょう。出雲全日本箱根と、三大駅伝全てで他の強豪校に一泡吹かせられるでしょうか。
今回はここまでにします。次回も箱根駅伝の振り返りを行なっていきますので、どうぞ宜しくお願いします🤲