【大学駅伝2020】各大学戦力分析 〜東京国際大学〜

今回は東京国際大学の戦力を分析していきたいと思います。

 

昨季は予選会トップ通過、全日本大学駅伝では初出場ながら4位、箱根駅伝でも総合5位で初めてシード権を獲得しました。

 

 5000m          10000m

1 ヴィンセント 13:28:17 1 ヴィンセント 27:47:76

2 ムセンビ 2年 13:45:15 2 ムセンビ 2年 28:39:15

3 山谷昌也 2年 14:00:77 3 中島哲平 4年 28:51:36

4 丹所健  2年 14:05:65 4 内田光  4年 29:02:34

5 芳賀宏太郎 3年 14:12:78 5 芳賀宏太郎 3年 29:07:84

6 川畑昇大 1年 14:13:69  6 丹所健 2年 29:11:61

7 中島哲平 4年 14:16:41  7 栗原卓也 4年 29:13:65

8 加藤優斗 1年 14:17:14  8 荒井雄哉 4年 29:22:94

9 内田光  4年 14:21:17  9 渡邊正紀 4年 29:23:74

10 大上颯麻 2年 14:21:47 10 山谷昌也 2年 29:26:16

(渡邊和也選手の記録は除きます)

5000m、10000m共に留学生が上位を独占、ですが日本人選手も山谷、丹所が5000mで13分台目前のタイムを持っています。

10000mでも中島が28分台、その他7人目までが29分15秒以内で入っており、育成力の凄さを感じます。

 

今年の箱根駅伝からは伊藤、相沢、真船ら5人の4年生が卒業、彼らは間違いなく東京国際大学の歴史を作った世代です。

10000mでは日本人選手で29分を切るタイムを持っているのは渡邊を除くと中島だけではありますが、丹所、佐伯、芳賀など、10000mでは29分台ですがロードで堅実な走りができる選手が多いのが特徴です。

 

ですがその中で飛び抜けた力を持つ選手はおらず、新たな日本人エースの誕生が躍進の鍵を握ります。

 

それでは日本人エースになれるポテンシャルを持つ選手を簡単に紹介します。

 

○中島哲平 4年

日本人選手では唯一の28分台のタイムを持っている選手です。大学駅伝の経験はないですが、今季は駅伝主将に任命され、勢いづくチームを引っ張っています。

○佐伯涼 4年 

箱根駅伝ではヴィンセントの快走を受けてトップでスタートした4区、佐伯は淡々としたペースで走り、吉田祐也の走りにも動じることも焦ることもなく冷静に対応し、区間12位の力走を見せました。冷静に判断できる落ち着いた走りができるのが特徴です。

 

○芳賀宏太郎 3年

元々3000mSCを主戦場としていましたが、1年次の箱根駅伝では7区6位の好走を見せると、2年次には8区で区間5位の力走を見せています。

トラックでは飛び抜けたタイムは持ってはいませんが、ロードでは安定感のある走りができるのが特徴です。

 

○丹所健 2年

この中で最も日本人エースになれるポテンシャルを持つ選手です。昨年は全日本予選で2組6位、箱根予選ではチーム内5位の力走でチームのトップ通過に貢献、箱根駅伝ではスタートの1区を任され区間13位と健闘。大崩れすることなく襷を繋ぎました。

各レースでの安定感があり、伊藤達彦も「強い」と認める力を持つ丹所、今後どのような成長を見せるのでしょうか。

 

日本人エースになれるポテンシャルを持つ選手を紹介しましたが、それができたならば、東京国際大学出雲駅伝から非常に面白い戦いができると思います。

今季は新たな日本人エースの誕生に注目です。

 

今回はここまでにします。次回も戦力分析を行なっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。