【箱根駅伝2020振り返り】〜國學院大學〜

こんばんは。箱根駅伝に出場したチームの結果を振り返るシリーズとして、今回は國學院大學箱根駅伝を振り返っていきます。

 

チームを支えてきた浦野、土方、青木らが4年生になり、最終学年となった今季、歴史を変える挑戦のスローガンの元、出雲駅伝優勝、箱根駅伝でもさらなる高みへと挑んでいきました。

 

結果

総合:3位 10:54:20

往路:2位 5:22:49 往路新

復路:10位 5:31:31

 

2位 1区 藤木宏太 2年 1:01:18 区間2位

4位 2区 土方英和 4年 1:07:19 区間8位

3位 3区 青木祐人 4年 1:01:34 区間5位

3位 4区 中西大翔 1年 1:01:53 区間3位

2位 5区 浦野雄平 4年 1:10:45 区間3位

2位 6区 島崎慎愛 2年    59:01 区間8位

3位 7区  木付琳   2年 1:04:31 区間11位

3位 8区 河東寛大 3年 1:06:31 区間7位

5位 9区 茂原大悟 4年 1:12:30 区間19位

3位 10区 殿地琢朗 2年 1:09:19 区間4位

 

1区の藤木が5秒差の2位と最高のスタートを切ると2区の土方が先頭争いを繰り広げ、3区青木が区間5位、4区中西が区間3位と好走を見せ、4区終了時点ではトップ青山学院大と1分28秒差の3位。「2分以内なら逆転可能」と言っていた中で、浦野にとって十分逆転可能な範囲内で襷が渡っていきました。

しかし前を行く青山学院大の飯田貴之が快走を見せ、浦野も昨年の自身のタイムを上回る快走を見せながら全くその差は縮まらず、1分33秒差の往路2位。大学過去最高順位を更新する往路フィニッシュとなりました。

復路、7区で3位に後退しますが目標の3位に向けてその後もしっかりと3位をキープ。しかし9区で茂原が区間19位と振るわず、5位に順位を落とし、3位に上がった東京国際大との差は1分5秒。目標の総合3位は厳しいものと思われました。

しかし10区、当日エントリー変更で起用された殿地が1分5秒前を行く東京国際大、明治大に15km付近で追いつき、さらに帝京大も加わり、4校による3位争いが展開。殿地は残り1kmを前にロングスパート。3人を振り切り、3位でフィニッシュ。目標の3位を達成しました。

私的MVP

♢殿地琢朗 2年 10区4位

3位東京国際大とは1分5秒差、さらにその後ろからは帝京大東洋大などが差がない状態で続いていました。そんな中、必死に東京国際大と明治大を猛追。14kmで追いつき、その後さらに帝京大も加わり、4校での3位争いが展開。しかも相手は全員4年生。殿地は残り1kmでロングスパート。4年生3人を振り切る気持ちいい激走で3位争いを勝ち抜きました。

感想

往路は堂々の2位、また全区間通じて区間賞は無くても10区間中8区間区間一桁と安定感のある駅伝を見せました。復路順位は10位でしたが、最後の4校による3位争いを制することができたことは非常に大きいです。前田監督の巧みな区間配置で各選手が最大限に力を発揮でき、青山学院大東海大に次ぐ3位を確保できたことには順位以上の大きな価値がありました。

来季に向けて

國學院大を牽引してきた浦野、土方、青木ら歴代の中でもトップクラスに優秀な4年生が卒業、選手層に不安が残りますが、今回7区を走った2年生の木付琳が新キャプテン就任するとのことで、また新たなチームが作られていくことでしょう。歴史を変える挑戦は、まだ続いていきます。

 

今回はここまでにします。次回も箱根駅伝の振り返りを行なっていきますので、どうぞ宜しくお願いします🤲